安倍総理のロシア、英国訪問に同行し、一昨日、帰国しました。モスクワでのプーチン大統領との首脳会談は、今回で通算17回となり、3時間10分に及ぶ会談となりました。平和条約締結問題については、昨年12月の首脳間の合意事項の具体的な進展として、歴史上初めて、元島民の方々の航空機を利用した特別墓参を6月中にも実現すること、四島へのこれまで一か所に限られていた出入域ポイントを、8月末の歯舞群島への墓参の際に追加的な出入域ポイントを設置すること、また、北方四島の共同経済活動に関する官民調査団を5月中にも派遣すること、の3点で一致し、具体的な大きな成果となりました。
英国のメイ首相との会談は、英国首相の公式別荘地であるチェッカーズで行われましたが、チェッカーズに招待されるのは、日本の総理としては田中角栄総理に続き安倍総理が二人目であり、また、メイ首相が就任してから外国の首脳が招待されるのは、今回が初めてとなります。
両会談とも、二国間関係、北朝鮮等の国際情勢、経済、文化等、幅広い分野の諸課題について率直な意見交換が行われ、大変有意義な訪問となりました。